あとがき:聖なる河

昔サイトにうpしていたパワスト小説の再録。当時のサイトのキリ番リクエストで書いたものです。
再録にあたって加筆修正しました。

当初は、能『隅田川』をベースに

「悪者に誘拐された息子を探している母親に協力することになったルージュと竜馬。→
 だが、息子はすでに病でなくなっていた。→
 嘆き悲しむ母親を不憫に思ったルージュがパワーストーンの力で一晩だけ息子を生き返らせて母親と再会させる」

という筋書きだったんだけど、なかなか筆が進まなくて結局没に。
後になんかのTV番組で河イルカのことを知って、「これだ」と思いついてできたのが本編でした。
構想2週間、下書き3週間もかかって執筆にかなり難儀したのもいい思い出……。
そういや、オリキャラの視点で進むストーリーも何気に初めて書いたような気がするなあ。

黒幕の「黒ずくめの男」については、パワスト小説を書くにあたって考えたオリジナルの敵役です。
(2のラスボスの弟子という設定)
後の作品でも事件の裏で暗躍しまくって、フォッカーたちと対決する予定でした。

舞台は東南アジアかアマゾンあたりのイメージで。
タシの年齢は10歳ぐらいで。